先日ミュージックビデオの撮影のご依頼を頂き
お打合せをさせて頂きました。
今までウェディングの映像をメインに撮影させて頂いていますが
これからもっとミュージックビデオの映像を制作したいなと思っていた中でのご依頼でしたので
とても嬉しく思いながら足を運びました。

以前バンドのアーティストさんのミュージックビデオを撮影させて頂きましたが
今回はピアニストのシンガーソングライターさんの
ミュージックビデオとなります。

アーティストさんにとって
ミュージックビデオを撮影するにあたり
わからない方もいらっしゃると思いますので
どんな流れで撮影するのか
それにあたっての打合せについて
今回は紹介したいと思います。

問い合わせとご説明

はじめに僕のところへ
問い合わせを頂きました。
実をいうと問い合わせの段階で
苗字だけのお名前だったため
男性アーティストさんか女性アーティストさんかわからなくて
どっちだろうと楽しみにカフェへ向かいました。

すると男性の方と、その横には女性マネージャーさんがいらっしゃり
アーティストさんだけではなく、マネージャーさんがいらっしゃるなんて
なんかすごく活躍されているのかな?なんて思いました。
話を聞くと
とても家族ぐるみでお付き合いされている仲間で
男性アーティストさんは
「僕一人じゃ何も動けなくて・・」
と女性の方を頼りにされてらっしゃいました。

アーティストさんは
なぜHIGTINSKYにお問合せをして頂けたかというと
アーティストさんのイメージする映像テイストと
制作している映像のテイストが合致するということでした。
ミュージックビデオはウェディングの映像よりもより作品であり
テイストを濃く表現するものになるので
とても言われていることが大切なことだなと
改めて思いました。

映像の演出について

映像のストーリーは基本的には
アーティストさんが考えて頂く形をとっております。
もちろん僕も考えます。

なぜか??

アーティストさんは
ウェディングのお客様と違い
音楽というジャンルのアーティストさんです。
もともとご自身の中にかなり濃くイメージが湧いているものだと思います。

なのでご用意頂いたストーリーを元に
一緒にミュージックビデオを制作していけたらいいなというスタンスでいます。

ご用意頂いたストーリーに
どんな感じで撮影するかなど
撮影側とアーティストさん側で討論するのも面白いですね。

撮影の流れ

説明の中でウェディングや広告で撮影させて頂いた映像をお見せしたり
これからの流れをご説明させて頂きました。

・絵コンテのご用意(映像コンテ)
・音源の用意
・ロケ地の選定
・撮影日のスケジューリング
・撮影日(予備日も併せて)の決定
・撮影場所の許可申請
・ヘアメイク・衣装の手配
など

絵コンテのご用意(映像コンテ)

絵コンテというのは
演出家(今回はアーティストさん)の頭の中にあるイメージを撮影側に伝えるものとなります。
これが無いと後々出来上がりイメージの相違により大変ご迷惑をおかけしてしまいます。
もちろん撮影しながら撮った絵をその都度ご確認頂きながら進めてまいりますので
そういったイメージのギャップは出来るだけ無い形になるかと思います。
ただ、どういった映像になるかを
撮影編集するこちら側にイメージ共有は必ず必要なので
大まかで大丈夫ですので絵コンテ(イメージがわかるもの)をご用意頂いております。

音源のご用意

わざわざ書く必要もありませんが
デモでもスマホで簡易的に録ったものでも大丈夫ですので
ご用意をお願いしております。

ロケ地の選定

映像のイメージに併せて
ロケ地というのは決めていきます。
先日撮影させて頂いた方は
・草原イメージでの演奏シーン
・思い出の地を巡るシーン(4箇所)
・自宅
といった感じで
イメージに併せ場所のイメージを出して頂きました。

思い出の場所や自宅はもともとあるものですからすでに決まっていますが
草原は探さなくてはいけません。
場所を探すことは
実はミュージックビデオを制作する上で一番時間がかかるものとなります。
余裕を持ったスケジュールで探せると一番いいと思います。

それに場所によって
出来上がりの映像は全然変わります。
なので慎重に決めるべきところですね。

 

撮影日のスケジューリング

撮影日の中で撮影を有効に進めるために不可欠なものです。
また撮影内容のイメージにより
時間帯(朝の光、夕方の光、夜など)も考慮しなくてはいけません。
ロケ地と時間帯の兼ね合いから
1日で済むのか撮影日の追加がいるのか考慮は必要です。
・撮影内容によっての撮影時間
・ロケ地間の移動時間
・撮影準備(機材・衣装・ヘアメイク)
など

撮影日

納期基準にはなります。
例えば今回3月段階で
8月にリリースと共に映像公開したいというご要望でしたので
制作時間も含め5月中には撮影を終わりたいという形となりました。
撮影日は公開から
・撮影
・編集制作
・ご確認
・修正
を逆算し決定していきます。
もちろん屋外での撮影で
天候で影響を受ける場合は
必ず予備日を選定しておきます。

撮影場所の許可申請

撮影するにあたり必ず許可申請は必要となります。
場所によっては
・地権者(所有者)
・国、県、市
許可、確認は必ず必要となります。

ヘアメイク・衣装の手配

撮影するということは
ヘアメイクと衣装は必要となります。
シーンチェンジでイメージによって
メイクも変わりますし衣装も変わります。
またヘアメイクさんがいた方が
ヘアスタイルセット、乱れのチェック、乱れの修正など行ってくれるので
出来上がりのクオリティは変わるかと思います。

まとめ

今回お打合せの中で
当然イメージ共有の部分からお話はお伺いしましたが
撮影の流れのチェックは必ず行うものとなります。
アーティストさんと女性マネージャーの方と
細かくお打合せができ
またロケ地もイメージに併せて選定して頂けたため
撮影にスムーズに入ることが出来ました。
次回は撮影の様子をご紹介したいと思います。